あいつら、とうとう街にも出やがった・・・!電波塔が襲撃にあったのか、携帯の電波が入らなくなった。いつか非常時になった時のためにと買っておいた「緊急無線」が役に立っている。お陰で妻と娘の生存は確認済だ。父の家に残してきたので安全だとは思うが…
じんわりと赤が滲むような空。光が反射して、その青い光を照り返す海。木々の影、朝露に濡れる草の光も相まって、眼下の全てが神聖に映った。 ああ、この光景のなんと美しいことか。目的も忘れて、ひたすら朝陽を眺めていた。今日から僕の価値観は、この景色…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。